工事事例Case
慌てた様子で、大事そうにスクールバッグを抱えて学生の方が来店されました。
この様な3ケタの暗証番号式のスクールバッグでした。 (写真のものは当該バッグではございません)
昨日は比較的お客様も少なくのんびりしていたのですが、突然スクールバッグを抱えた学生の方が、あわてた様子で来店をされました。 ご依頼内容ですが、スクールバッグが今まで開いていた暗証番号で開かなくなったんです。との事しかも非常に間の悪い事に、明日から期末テストがあり、テスト勉強もこの鞄が開かないと出来ないんですとお客様は訴えておられました。
少し遅れてお客様の御祖母様もご来店され、非常にお困りの様子が私にもより伝わりました。学校や鞄屋さんに連絡しても的確な解決方法は見つからなかったようです。壊せば早いかもしれませんがスクールバッグは、決して安いものではありませんよね。そこで当店を思い出していただきご来店いただいたとの事でした。
さっきまでのんびりしていた私も一気に鍵師モードに変わります。 すぐに開けてあげるからね―と作業を開始いたしましたが・・意外と開かない。 気負いすぎると駄目なのかなーとちょっとやり方を変えて挑むのですがあれれ開かない・・・嫌な汗が出てきます。お客様のお電話には御祖父様やお母様から様子を聞くお電話が掛かってきている様子。 すると何とか1桁目の暗証番号が判明。その後5分程でカチンという音と共にカバンが開きました。
あー開いた―というのが正直な気持ちでした。プロだから開くのが当たり前かもしれませんが、意外と毎回開いたときはうれしいものなんですよ。普通3桁の暗証番号式の鍵は簡単に開くものが多いのですが、こちらの鞄に関しては少し手こずってしまいました。まだまだ修行が必要ですね。
お客様からも良かった―と大変に喜んでいただけました。こちらもうれしかったです。鍵屋をやっていてよかったと思う瞬間でもあります。 お客様はテスト勉強頑張って下さい。期末テストの結果が良い事も影ながらお祈りいたします。
何故今回の様な、今までの暗証番号が使用不可になってしまうのかと申しますと、
今回のような番号錠の場合は、暗証番号を合わせて、下にあるつまみを下げると鞄が開くのですが、つまみを下げたまま(開錠状態にしたまま)ダイヤルを回すと暗証番号が変更されるのです。分っていてやる分にはいいのですが、なにげにやってしまうと知らずに暗証番号が変わってしまいます。是が原因のひとつです。 後考えられるのは強い衝撃を特にダイヤル部に与えた時も勝手に暗証番号が変わることがあります。他には、ダイヤル部の故障なども考えられます。
ダイヤル錠や鞄・スーツケースが開かないといった事でお困りのお客様、是非カギの救急車近鉄八尾駅前店まで宜しくお願いいたします。
最後までご覧いただきまして、有難うございました。